ESA工法

概要

  • 長い地下構造物を、プレキャストボックス(函体)で造る非開削の施工法です。
  • 複数の函体により、相互に反力抵抗体として、自走式に函体を進め長距離施工を行います。
  • 複数函体をPCケーブルで連結し、函体最後部にESAジャッキを設備し、函体間に中押しジャッキを設備し、ESA設備を構成します。函体の推進は、1つの函体を進める際、他の複数(一般に3函体以上)の函体を反力体(推力≦反力×αを確保)として行うことで、外部に大きな反力設備を設けず施工します。
  • 施工手順は、尺取虫の動きに似ています。まず、尾部を固定して頭部を前進させ、次に頭部を固定し尾部を引き寄せるように動いていきます。

特徴

  • 構築する構造物は、一般にラーメン形式のRC構造物です。メンテナンスがなく、維持管理が容易です。
  • 長距離のトンネル施工が可能です。
  • 複数函体を相互に反力体として施工するため、基本的に外部反力を必要としません。
  • 条件が整えば、到達立坑を設けずに施工することが可能です。

検討要素フロー図

検討要素フロー

検討要素フロー

概要図

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  • ESA工法概要図

    ESA工法概要図

    施工実績

    施工実績(施工延長)件数

    施工実績(施工延長)件数

    施工事例写真

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  • ESA工法:信太山

  • 工法名:ESA
  • 地域:大阪府
  • 場所:阪和自動車道 信太山トンネル
  • 形状寸法:26.60(幅)×8.30(高さ)×156.00(長さ)
  • 土被り:GL-4.0~7.0
  • 特徴:R=1,000m曲線施工
  • FJ+ESA工法:台湾

  • 工法名:FJ+ESA
  • 地域:台湾
  • 場所:台北市内 復興北路 松山空港下横断
  • 形状寸法:22.20(幅)×7.80(高さ)×100.00(長さ)
  • 土被り:GL-4.8~5.8
  • 特徴:滑走路下施工
  • FJ+ESA工法:小塚山トンネル

  • 工法名:FJ+ESA
  • 地域:千葉県
  • 場所:東京外郭環状道路 小塚山トンネル
  • 形状寸法:26.25(幅)×8.45(高さ)×127.00(長さ)
  • 土被り:GL-5.3~8.8 専用線
  • 特徴:双方向けん引方式・曲線施工
  • 形状寸法:11.68(幅)×8.09(高さ)×133.00(長さ)
  • 土被り:GL-3.1~7.8 内回り線
  • 特徴:双方向けん引方式・縦断曲線施工
  • R&C+ESA工法:東名海老名

  • 工法名:R&C+ESA
  • 地域:神奈川県
  • 場所:東名高速道路 杉久保地区
  • 形状寸法:15.70(幅)×6.60(高さ)×41.80(長さ)
  • 土被り:GL-1.07
  • 特徴:東名高速道路下施工
  • ESA工法 施工実績表